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2022年4月18日(月) 享保飢饉供養法要報告

4月18日15時より享保飢饉(きょうほうききん)供養法要を厳修いたしました。

享保飢饉とは江戸時代中期の享保17・18年(1732・33)、西日本一帯で起きた飢饉です。

長雨とイナゴによる米の不作、それに加え疫病の流行により小倉藩で約4万人がお亡くなりになりました。

正受寺のある旧京都郡(行橋・苅田・勝山)では6050人、約4人に1人が命を落とされました。

享保17年(1732)に起きた飢饉であるため、今年で290年目の御供養にあたります。

本年もコロナ禍のため住職・副住職が読経・塔婆供養し、寺総代・村役員の皆様のお力添えと近隣の皆様の御参詣により無事にお勤めできました。

本堂前にある享保飢饉慰霊の「享保院霊塔」を拝塔いたしました。

飢饉の際に被災なさった各地区の区長さんに御案内したところ、御多忙中にもかかわらず御参詣いただき感謝申し上げます。

コロナ禍のため御説教(法話)や御斎(精進昼食)はできませんでしたが、享保飢饉餓死者・参詣者先祖諸霊位へ心を込めた読経供養と塔婆供養、皆様の健康や病魔退散・豊作祈願などをいたしました。

来年はコロナが終息し、多くの皆様に御参詣いただける法要となるように祈っています。