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9月10日 開山忌(法雲禅師命日)

法雲禅師 (1638~1706)

9月10日は正受寺の開山(初代住職)である 法雲明洞(ほううんみょうどう)禅師 のご命日です。

法雲禅師は1638年1月27日、小倉藩士 山路正次・母 和住氏の子として誕生。

初めは臨済宗大徳寺派の僧侶となったが、のち黄檗宗の即非如一(そくひにょいち)禅師の弟子となりました。

即非禅師が広寿山福聚寺の初代住職となり、法雲禅師が2代目として基盤整備をしました。

また、小倉~行橋~椎田~豊前と布教に尽力され、廃寺になっていた正受寺を1680年に再興し広寿山の末寺としました。

その後、1706年9月10日に69歳で亡くなるまでご活躍された方です。

禅僧が最期に残す遺偈として「末後遺頌 是甚骨董 公案現成 大衆珍重」と残しました。

(最期に残す遺偈は骨董品である 現世の問題を解決することが大衆にとって大切である)

正受寺では毎年開山(初代)和尚のご命日に法要を行っております。

本年も法要を行いますが、遺偈の内容を自分自身に問い直す機会となります。

大切なのは現在・ここで何ができるか、人々の役に立てるか。

身に染みる教えを感じながら、お参りさせていただきます。

9月坐禅会は法要のため 第四木曜日 26日 夜7時よりとさせていただきます。

黄檗宗では頂相(ちんそう)と呼ばれる祖師の肖像画を祀っていますので、ぜひお参りください。