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4月18日 享保飢饉供養法要 (参列中止)

本年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、享保飢饉(きょうほうききん)供養法要は4月18日14時より住職・副住職のみにて読経供養させていただきます。

例年は2日間にわたる御説教やおとき(精進昼食)もございますが、感染拡大防止のため中止いたします。

享保飢饉餓死者・先祖供養の読経供養をいたしますが、皆様の御参列は御遠慮させていただきたいと思います。

亡き方々の御供養は私たちがしっかりと行いますので、生き仏の皆様は元気でいてください!

288年目の法要では皆様の御健康・新型コロナ早期終息も祈願致します!

正受寺では毎年 享保飢饉供養法要を行ってきました。

享保飢饉とは江戸時代中期の享保17・18年(1732・33)、西日本一帯で起きた飢饉です。

長雨とイナゴにより米の不作、それに加え疫病の流行で小倉藩で約4万人が亡くなられました。

正受寺のある旧京都郡(行橋・苅田・勝山)では6050人、約4人に1人が命を落とされました。

餓死者数を記した掛け軸

ここ旧京都郡では当時の正受寺住職が粥を振る舞い、亡くなられた方一人ひとりに読経供養を捧げたそうです。

そのため、亡くなられた方々のお名前を記した過去帳と供養塔がまつられています。


餓死者の俗名と御戒名の巻物


享保院霊塔

また、みなさまの御参詣と御支援により約300年にわたる供養法要が続けられています。

(江戸時代末期の延永手永・新津手永の大庄屋 中村平左衛門さんの日記によると1856年7月に御参詣記録あり)