正受寺 第22代 顕教興法禅師 50回忌法要
令和4年(2022)2月20日(日)、正受寺 第22代 顕教興法禅師 50回忌法要を厳修いたしました。
顕教禅師(俗名 髙渕顕教)は、第21代聳山永観禅師(俗名 定野安太郎)の次男として、明治45年(1912)5月1日に地元行橋市二塚で生まれました。
髙渕家を継ぎ、戦中戦後の激動期を乗り越え、正受寺第22代住職に就任しました。
昭和45年(1970)には地元の皆様の御協力をいただき現在の本堂を建立し、正受寺の重興として活躍なさいました。
本堂落慶法要で撮られたもので中央の帽子姿が顕教禅師、右隣が大本山萬福寺59代になられた林文照老師、左隣が大本山萬福寺61代になられた岡田亘令老師です。
昭和48年(1973)3月20日に世寿61歳で遷化なさり、現住職の照彦禅師が黄檗宗大本山萬福寺専門道場での修行中という時期での急逝でした。
早いもので本年が50回忌となりました。
広寿山福聚寺第29代文豊永顕禅師を御導師としてお迎えし、遺弟である照彦禅師、法孫の弘明禅師と共にお勤めいたしました。
コロナ禍のため遠方から御参列いただくことは難しい状況のため、寺総代さんと在りし日の御遺徳を偲びました。
総代さんは皆さん顕教禅師をご存知で、思い出話で盛り上がりました。
また、この度の顕教禅師50回忌を御縁に「正受寺檀信徒各家先祖累代霊」御位牌を新調し、開眼法要を行いました。
檀信徒代表である総代の皆様も御一緒に御焼香・読経いただきました。
法事は在りし日の故人を偲び報恩感謝し、私たちが引き継いだ法灯・命を後世へ伝える大切な機会です。
また御縁のある人々がつながりを再確認し、人生を見つめ直すための節目としていければと思います。