法話 足原のぞみ苑
2017年11月14日、小倉北区の「足原のぞみ苑」(介護老人福祉施設)にて法話を行いました。
のぞみ苑のスタッフである友人が正受寺観月坐禅会でサックス・フルートの演奏をしてくださった御礼の代わりに、副住職である髙渕弘明が法話に伺いました。
お互い演奏と法話を行って、早いもので5回目となりました。
法話の機会も少ないため、良い経験をさせていただいております。
利用者さんも顔を覚えてくれるようになり、楽しみにしてくださってて嬉しい限りです。
自己紹介ののち、般若心経を皆さんと一緒に唱和いたしました。
約1時間の法話のため、経験談を踏まえながら身近な内容をゆっくりとお話しさせていただきました。
学生時代の教育実習やアルバイトの経験から禅語 「歩歩是道場」 (ほほこれどうじょう) へ!
教育実習で緊張しながらした授業や、辛くて辞めたいと思うこともあったアルバイトも今では良い経験だったと思います。
修行道場の様子などの話をし、どこにいてもそこが自分を成長させてくれる道場であるという意義の説明をしました。
体や心がつらい時でも、利用者さん・スタッフさんが笑顔で穏やかに過ごしていただければと思います。
私たち僧侶も修行のときだけでなく、今も限界を超えながら修行を続けていかなければならないと自分に言い聞かせるように話しました。
今回は近隣で同宗派の若手和尚さんがお二人来てくださり、法話の様子を見学しアドバイスをくださいました。
自分では気付かなかった点の御指摘もあり、勉強になりました。
法話は内容・ペース・話し方・姿勢・雰囲気・御聴聞者とのやり取りなど、時々によって大きく違います。
確固たる正解もなく、話す方の個性もあるため、法話する機会を作り研鑽していくしかないかもしれません。
素晴らしい御縁を感じながら、少しでも成長できるように精進していきたいと思います。
このような機会を与えてくださったのぞみ苑様、理事長様、サックス・フルートを演奏してくださるスタッフさんに感謝いたします。
御縁ができれば法話に伺いますので、まずはお気軽に syoujyuji@yahoo.co.jp へメールいただければ幸いです!